中野市市民会館 ソソラホール

  • リフォーム後、新たなファサードを形成

  • 客席と舞台の一体感を高め、フルオーケストラが演奏できる奥行を確保

  • 市民創造回廊 

  • 2階ギャラリー回廊

  • キッズコーナー

  • 大ホールホワイエ

ソソラホールの耐震改修

本施設は、開館から50年以上経過したホール棟と会議棟のリノベーションである。老朽化対策に加え、中野市の新たな文化芸術の拠点となる改修が求められた。さらに、50年の使用のための長寿命化を図った。既存のホール棟と会議室棟は、フロアレベルが異なり、建物同士が離れているため一体利用が難しい施設であった。そこで、大ホール棟と会議室棟の間にレベル差を解消しつつ、新たな市民の居場所となるロビー空間を中心に諸室を増築しながら回遊性を持つ動線を新たに計画した。ホール棟では音響シュミレーションを基に、質の高い響きを持つホール環境となる改修を行うとともに、両サイドの客席を囲み型とし一体感を感じる客席空間へ改修し、会議室棟では一部床を抜き、多目的な小ホールへと改修した。

名称 : 
中野市市民会館 ソソラホール
用途 : 
劇場
竣工年 : 
当初竣工年 昭和44年 耐震改修工事竣工年 令和6年 
所在地 : 
長野県中野市三好町一丁目3番12号
建築主 : 
中野市
構造 : 
鉄骨造 鉄筋コンクリート造 
規模 : 
地下1階 地上3階
敷地面積 : 
1,412.32㎡
延床面積 : 
3,980.58㎡
備考 : 
撮影/スタジオ写楽

令和6年度 国土交通大臣賞耐震改修優秀建築賞