柏崎市文化会館アルフォーレ

震災復興のシンボルとしての市民交流施設

2007年に起きた新潟県中越沖地震にて旧市民会館が被災し使用不能となったことから、プロポーザルコンペが行われた。建物は柏崎駅前の再開発地区の中核施設として、防災公園と一体化された形で計画された。震災復興のシンボルとして、免震構造を採用し、災害時には避難所となる機能も備えている。
機能水準の高い1100席の大ホール、小ホール機能も備えたマルチホールに加え、複数の練習室、会議室を中心にした市民の文化活動の拠点となる諸室が、市民ギャラリーも兼ねた回遊廊下で結ばれている。
エントランスには催し物がない時でも、いつも人がいる会館となるようにリビング的な場として「市民ラウンジ」を提案している。市民ラウンジは南側外部の劇場広場に面して段々によるフロアを設定し、トップライトを設けている。ミニコンサート等にも利用され、第3のホールともいえる空間である。

名称 : 
柏崎市文化会館アルフォーレ
用途 : 
劇場、市民ラウンジ
竣工年 : 
2012
所在地 : 
Niigata Pref.
建築主 : 
柏崎市
構造 : 
SRC造/RC造/S造
規模 : 
地下1階、地上4階
敷地面積 : 
28,600.76m2
延床面積 : 
7,798.7m2